転職ブログ
メディカル業界の市場動向と採用裏事情!? vol3.0
2008年04月11日最後に、メディカル業界の注目分野!?
ということで、ご紹介します。
いまメディカル業界で注目されているのは、
やはり【バイオ】系の分野。
製薬メーカーのM&A事例としてご紹介したものも、
その大半がバイオ系製薬メーカーです。
※ちょうど今朝の日経新聞の1面でも、
武田薬品の8800億円という大型M&Aが
取り上げられていましたね。
ヒトゲノムの解析がほぼ終わり、
バイオ系医薬品での主導権争いが
本格化しているのがよく分かります。
今後間違いなく熱くなる分野です!!
まだ開発段階のものが大半ですので、
“営業職”という意味では、
採用が少ない企業が大半ですが・・・
ただし、その少ない企業に入り込めれば、
面白いキャリアを築くことも可能だと思います。
石田
メディカル業界の市場動向と採用裏事情!? vol2.0
2008年04月09日前回に続き、今回はメディカル業界の中でも、
医療機器メーカーを中心とした
“ドクターが使うモノ”を扱う分野について。
“薬”の分野がM&Aで激動していることと比べると、
医療機器の分野は、分野ごとにトップメーカー数社で
マーケットシェアをおさえていることが大半。
専門性が高いため、外部からの新規参入もあまりなく、
安定をしている分野です。
プレーヤーもジョンソン&ジョンソンやGEグループなど
世界的な大企業も多いのが特徴。
そういった状況ですので、
“採用にすごく意欲的”ということはありませんが、
逆に“良い方がいれば、チャンスを逃さず採りたい”
という状況です。
外資系企業も多いですので、
「実績をあげられる方には報酬で報いる」
という企業が多く、年収1000万円を超える待遇や、
売上の10%がインセンティブといった企業もあります。
また、グローバルの大企業が多いため、
福利厚生がしっかりしていたり、
ビジョンがしっかりしている企業が多いでしょうか。
営業は、ドクター向けの営業が中心。
ルートセールス:70~90%
新規の病院建設や他社顧客への新規営業:10~30%
といったところ。
なお、ドクター向けの営業ですので、
コミュニケーション能力は高い水準で要求されます。
専門用語を交えての使用説明などもありますので、
そういったプレゼンテーション力も問われるところです。
ただし、生命に関わる商材を扱っているということで、
研修制度が徹底している企業ばかりですので、
商品知識自体を問われることはあまりありません。
ご経験としては、
“モノ”の営業に携わっていた方。
例えば、車や不動産。
また、BtoBのメーカーで営業をされていた方。
などが活躍されているケースが多いですね。
最後、次回はご紹介した2分野ではないところで、
注目しているトピックをご紹介します。
石田
メディカル業界の市場動向と採用裏事情!? vol1.0
2008年04月07日さて、先日のblogで「ジェネリック医薬品」で予告したとおり、
「メディカル業界の市場動向と採用事情って?」というところで、
3回シリーズで、業界の状況をお伝えできればと思います。
メディカル業界ですが、非常に大きくは、
■製薬メーカーを中心とした
“薬”を扱う分野
■医療機器メーカーを中心とした
“ドクターが使うモノ”を扱う分野
の2つに分けられます。
このうち製薬メーカーに関しては、
相変わらず業界再編の流れが続いています。
グローバルでもそうですし、
日本国内において、この数ヶ月だけでも、
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武田薬品による米アムジェン日本法人買収(約900億円)
富士フィルムによる富山化学(約1000億円)
キリンによる協和発酵買収(約3000億円)
大正製薬によるビオフェルミン製薬買収(約300億円)
エーザイによるMGIファーマ買収(約4300億円)
アステラス製薬によるAgensys買収(約400億円)
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とM&Aが続いています。
先日も触れたように研究開発費の負担増に加えて、
1月に発表され、この4月1日から実施された、
薬価の引き下げなども影響しています。
業界の方はご存知かと思いますが、
この4月から薬価が引き下げられました。
引き下げ額は平均で5.2%。
また、大型薬品に関しては10%程度。
と、かなり大幅。
※これが処方せんの様式変更と並んで、
4月1日より実施されたもう1つのトピック。
当然ですが、薬価が下がれば、
日本の市場での利益率は下がってしまいます。
従って、日本企業がこれからは、
海外展開していく流れも増えると見られ、
そのためのM&Aによる規模拡大。
また、逆に日本法人の縮小・撤退を検討している
欧米製薬大手からの日本法人の買収という
流れにもつながっています。
今後も、この流れは続くと見られ、
2010年問題も踏まえ、
●ジェネリックを含め製薬メーカーの再編
(中堅メーカーの淘汰)
●R&D資金を抽出するための固定費圧縮
(人的なリストラの実施)
●営業のアウトソーシング
(コントラクトMRの活用)
流れはしばらく変わらなそうですね。
さて、書きすぎましたので、
>■医療機器メーカーを中心とした
> “ドクターが使うモノ”を扱う分野
については、また次回にご説明させてください。
石田
「後発医薬の再編加速」
2008年04月02日メディカル業界、この4月1日づけで、
大きな動きがいくつか出てきました。
ちょうど今朝の日経新聞にも、
そんな記事が出ていましたのでご紹介します。
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後発医薬の再編加速
中堅の昭和薬品化工、MBOへ
東京海上系ファンド出資 買収額400億円弱
後発薬普及促進策、今月から
シェア拡大へ合従連衡
(08年4月1日 日本経済新聞11面)
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記事の内容は、後発医薬品中堅の昭和薬品化工が
経営陣によるMBOを実施するとの記事。
では、なぜMBOを実施したのか?
この背景こそが、いま医薬品業界の大きなトピックと
なっている「ジェネリック医薬品」です。
記事の続きを読んでみると、
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後発医薬品の市場規模は2006年後、
5年度比約13%増の約3500億円とみられる。
政府が4月から後発医薬品の普及促進策が
本格化するのを受けて、
今後も高い成長が期待できる。
(同記事から引用)
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ということ。
「後発医薬品=ジェネリック医薬品」ですが、
ご存知のとおり、新薬の特許が切れた後、
売り出される同じ成分の薬のことです。
“10年300億”や“10年500億”ともいわれる
開発研究費がかからない分、
新薬に比べると半分以下の価格で売ることができます。
年々増える医療費を抑えたい国は、
このジェネリック医薬品の普及に力を入れています。
その普及策の1つである、
【処方せん様式の変更】
が、この4月1日から実施されたのです。
これまではドクターが処方せんに、
「ジェネリックでもいいよ」というサインをする形式。
だったので、
今後は、ドクターが処方せんに、
「ジェネリックではダメ」というサインをしなければ、
患者は自由にジェネリックを使えるという形式。
に変更になりました。
※ジェネリック薬品の大手である沢井製薬が、
同じ日経朝刊の32面に一面広告を出して、
変更後の処方せんの画像を出していますので、
それを見ると、イメージが良く分かります。
この流れの中で、
●ジェネリックを中心とする製薬メーカー
⇒ジェネリック医薬品の営業は、
“価格アピール”が中心にになりますので、
会社規模を拡大していくことが生き残りに必要。
●新薬を中心とする製薬メーカー
⇒ますます高額化する開発費をまかなう、
そして、ジェネリック医薬品との競争に勝っていく。
ために、会社を規模を拡大していくことが必要。
ということで、製薬メーカー全体が、
再編を続けているというわけです。
しかし・・・
この4月1日付でスタートした施策はこれだけではありません。
その辺りも含めて、
「メディカル業界のトレンドと採用裏事情!?」
ということでまたご紹介させてください。
石田
外資系企業ばかりのバイオ・理化学機器メーカー
2007年10月10日こんにちわ、藤原です。
はじめまして。ですね。
私自身がバイオ系の出身ということもあり、
バイオ系や理化学系のメーカーも得意にしています。
今日は、その「バイオや理化学機器のメーカー」という
ニッチな業界をご紹介します。
この業界、一般の方には馴染みの薄い分野ですが、
いま着実に成長している業界。
例えば、バイオ業界は10兆円の潜在市場といわれ、
研究開発が盛んに進んでいます。
それを裏側で支えるのが、
バイオ系や理化学系の機器メーカー。
企業の研究所や大学の研究室、官公庁の研究所で
使われるような研究機器を企画・開発しています。
(商材は1つ数円の消耗品~1億を超える大型機器まで)
大学の統廃合が一気に促進され、研究予算が
不安定になった数年前、一度伸びが低迷しましたが、
統廃合がひと段落した最近では、また安定して
成長を続けています。
研究所で使われるような機器ですので、
まさに最先端分野。
グローバルでつかれるものが多く、
メーカーも外資系の世界的企業が多いのが特徴です。
例えば、RNA解析に強い「キアゲン」、
DNA分析の「アプライドバイオシステム」、
超伝導機器の「オックスフォードインストゥルメンツ」、
クロマトグラフィの「日本ウォーターズ」など
すべてヨーロッパやアメリカに本拠地をもつ外資系です。
バイオ系の研究などは、研究所同士、国境を越えて、
世界的に同じフィールドで競っていますので、
そこで使う機器がグローバルになるのも自然な流れかも知れません。
これらのメーカー、外資系×研究機器ということで
会社・営業スタイルなどにもちょっとした特徴があります。
まず、扱う商材が理系、お客さんも理系ということで、
営業の方も理系のバックグラウンドをもつ、
ロジカルな方が多いですね。
また、大型機器の場合には数千万~1億になりますので、
深い提案が重要。しかし、研究室の場合、やっている研究は
【極秘】なことが多く、商談をする際に、相手が研究内容を
なかなか教えてくれない。それを推察をしていくという
ゲーム的な感覚です。
※数千万の大型機器の場合には直販が多く、
消耗品や小型機器については代理店を通すことが多いです。
従って、代理店に自社商品を理解してもらい、
積極的に扱ったもらうための代理店セールスの割合も多いです。
このように専門性の高い営業になりますので、年収ゾーンは高め。
30歳で500~600万円ぐらいというのが業界の相場です。
ご興味をもたれた方はお気軽にご質問ください。
jinzai@jaic-g.com
人の命を預かるMR職
2007年10月09日こんにちわ。
ジェイックの石田です。
先日、メディカル業界の話の中で
MR職のことについて少し触れましたが、
今回はもう少し詳しくMR職をご紹介したいと思います。
MR職、大きく分けると、
「プロパー」と呼ばれる製薬メーカーに所属するMRと、
「コントラクト」と呼ばれるCSOに所属するMRに分かれます。
※CSO(contract sales orgnizer)については・・・
http://www.e-jinzai.co.jp/blog/2007/09/40.php
最近(07年秋)の採用トレンドですが、製薬メーカーは、
業界再編・新薬開発に向けて、リストラを行う一方で、
将来に向けて新卒を中心に採用を行っています。
逆に、中途については採用を控えており、
即戦力=MR有資格者のみという状況です。
一方、CSO:クインタイルズイノベックスやアポプラス、
ファーマネットワークなどに代表されるコントラクトMRを
採用する企業は、先日も書いた2010年問題に伴い、成長を
しているため、採用ニーズも高く、活発に未経験者の採用を
行っています。
※現在、日本ではコントラクトの割合は全MRの3%。
しかし、先進国であるイギリスでは全MRの30%。
日本のコントラクト市場は、
あと10倍の潜在市場があると言われます。
さて、「コントラクト」と「プロパー」、どう違うか?
コントラクトも、プロパーと同じく、
受託した先の製薬メーカーの名刺を持ち、
同じ医薬品を扱いますので、仕事としてはまったく
同じといっていいかも知れません。
しかし、プロパーはあまり異動はなく、
同じ領域の医薬品をずっと扱っていくのに比べ、
コントラクトの場合には2年に1回程度、
プロジェクトの異動があるため、
幅広い領域の医薬品を扱っていくことになります。
2年に1度扱っていく領域が変わるということで、
「浅く広く」になってしまう危険性がある反面、
人体はすべて連動性がありますので、
幅広く領域を扱うことで、
その連動性も踏まえてドクターに提案をしていける
というメリットもあります。
なお、コントラクトというと、「一時雇用」「派遣」のような
不安定なイメージがあるかも知れませんが、コントラクトはCSOの
正社員として仕事をしますので、決して一時雇用のような不安定な
仕事ではありません。イメージとしては、「出向」に近いですね。
未経験者の方の場合、コントラクトとしてMR資格を取り、
実務経験を積んで、製薬メーカーに転籍をするというケースも多数。
その意味では、未経験からMRとしてのキャリアをつくる入り口に
なるのが、コントラクトMRといってもいいかも知れません。
MRに興味があるという方、
ご質問などお気軽に
jinzai@jaic-g.com
までお寄せください。
40兆円市場のメディカル業界
2007年09月07日こんにちわ、ジェイックの石田です。
昨晩の台風、すごかったですね。
でも、午後は台風一過、
少しいい風が吹いていて気持ちいいですね。
今日は、私が担当しているメディカル業界を
ちょっとご紹介したいと思います。
○そもそもメディカル業界のプレーヤーって?
「メディカル業界」といって、
きっと一番初めに思いつくのは製薬メーカーだと思います。
事実、40兆円といわれるメディカル市場のうち、
多くの割合を占めるのがこの製薬メーカー。
そして、この製薬メーカーに所属して、医薬品の流通を
支えるのがMR(Medical Representatives)です。
しかし、まだこの他にもプレーヤーはいます。
最近伸びているのがCPO(Contract Pharmaceutical Organi
zation)と呼ばれ、製薬やバイオテクノロジー業界の業務を
受託しておこなう企業。ここに所属するのがCMR(contractMR)
やモニター業務を担うCRA(Clinical Resaerch Associate)です。
また、この他にも医薬品の“卸”にあたるMS(marketing
spacialist)や検査薬メーカー、医療機器のメーカー、
医療器材のメーカーなど多様なプレーヤーが活躍しています。
○メディカル業界の注目分野は?
いま急成長しているのがCPOの中でも、
とくにCSO(Contract Sales Orgnizer)と呼ばれ、
医薬品の「セールス」を受託している分野です。
この背後にあるのはメディカル業界の「2010年問題」
(最近、2000年問題や2007年問題など、20XX年問題多いですね・・・)
医薬品には特許制度があり、ある新薬が開発された後、
通常20年間は同じ成分の医薬品は発売できません。
2010年の20年前、1990年前後は稀にみる大型新薬ラッシュ。
その特許が切れ、同じ成分で作られた「ジェネリック医薬品」の
発売が可能になるのが2010年なのです。
現在、この2010年に向け、
ジェネリック医薬品をもつ企業は日本市場への参入準備を。
医薬品の特許を持つ側は新たな新薬の開発に向けた準備を。
(製薬メーカーの再編やリストラもこの一環です)
それぞれしているというのがメディカル業界の状況です。
参入する側は市場開拓にむけて「セールスマン」が欲しい。
迎え撃つ側は新薬開発を行い、企業体制を整え、
満を持して2010年を迎えたい。
しかし、医薬品の「セールスマン」であるMRは専門性が必要とされ、
絶対的な人数が限られています。
そこで注目されるのがMRを抱え、プロジェクト単位で新薬などの
「セールス」を請け負うCSO≒コントラクトMRの分野なのです。
○メディカル業界の営業とは?
メディカル業界の営業は、
医薬品や医療器材を扱う仕事ですので、
当然、お客さんはドクター。
そのドクターと商品について語り合えるだけの
医学知識・商品知識を求められるというのが
最大の特徴です。
※医療器材の場合、手術の立会いがあるというのも
他の業界ではないことかも知れません・・・
そんなMR職のやりがいとは?
やりがいとして一番初めにあがるのが、
「人の命」に関わる医薬品を扱うというやりがい。
自分の扱う商品を通じた「助けられる命」がある。
MRという仕事の意義そのものです。
では、「職種」としてはどうか?
まず一番大きいのは仕事を通じて身につく専門性です。
MRがもつ医学知識・医薬品知識は、代替性が効きません。
従って、市場価値が高くなります。
また医薬品というのは衣食住と並んで、
いや、それ以上に絶対なくならない業界。
そんな安定業界の中で専門性をつけられるのが大きな魅力です。
さらに専門性=知識が求められる専門職である分、
年収レンジも他の業界と比較すると高め。
不動産や金融の分野と並んで、年収レンジの高い業界です。
このようなMRに求められる素養。
それは医薬品を扱う「倫理観」です。
仮に「自社の扱う商品Aよりもいい商品Bがあった際、
患者や医師の立場にたって、Bの紹介をできるか?」
人の命に関わる医薬品を扱うものとして、
Bの紹介をできる倫理観がMRには求められます。
MR職の話が中心になってしまいましたが、
MR職を含め、メディカル業界に興味をお持ちの方、
お気軽に石田までご連絡ください。
jinzai@jaic-g.com

