日本人は「叱る」ことが苦手な人が多いと言われています。
弊社では『叱って部下の成長のきっかけにする』という、
「叱る」ことをテーマにしたセミナーを開催していますが、
実際に講師がご参加者に「叱るのが得意な人はいますか?」と
問いかけても、まずほとんど手が挙がることはありません。
これには、「なぜ叱るのか?」を理解していないことが
関係しているのではないかと思います。あくまで私見ですが…。
セミナーにおいては、講師は「叱る」目的を
“部下自身に間違った言動を間違っていると認識させ、
自省を促し、言動を改めてもらうため”
と仰っています。
これは非常に骨の折れる作業だと思います。
まず、部下自身に“間違っていたんだ”という認識をさせるには
頭ごなしに怒ってはまず納得することはないでしょう。
やはり、相手の言い分もしっかり聞いたうえで、諭すように話して
理解させなければいけません。
「部下にわざわざそこまで…」と思うかもしれません。
しかし、それをどう思うかがポイントなのだと思うのです。
そうまでして「部下を育てよう」と思わない限り、
我慢強く接することもできないでしょうし、上司や部下が望むように
ではなく、ただ成り行きでしか部下は成長しないと思うのです。
講師が言い方を変えてこのように表現されていました。
『自分の子供が就職したら、どんな上司の下で働かせたいですか?』
感情的に怒ってばかり、間違ってることがあっても叱りもしない、
そういう上司の下で働かせたいとは思わないはずです。
「叱る」以前に、自分がどういう気持ちでいるかが大切なのですね。
講師の言葉を聞いて、こう問いかけられている気持ちになりました。
『あなたはどんな上司になりたいですか?』
『あなたは部下にどのように成長してほしいと思っていますか?』
皆さんはどう答えますか?



